着なくなった服をまとめて片づけようと思ったとき、「これは古着回収に出せるのかな」と迷ったことはありませんか。古着回収は何でも受け取ってもらえるわけではなく、資源として出せるものと出せないものの境目が分かりにくい。
大田区在住、地域情報メディア『オオタノトビラ』のエリア担当ライター、ミチノリです。衣替えの季節になるたびに、わたしも自分のクローゼットを見直すのですが、まず「古着」と「古布」と「ごみとして出す衣類」を分けて考えるところから始めると、ずいぶん整理しやすくなりました。
この記事では、大田区で実施されている回収のしくみを中心に、回収に向く衣類と向かない衣類の見分け方、雨の日に迷いやすいところ、自治体回収と常設ボックスの違いなどを順番に整理しています。なお、回収日程や対象品目は変更される場合があるため、実際に出す前は大田区の公式案内で確認するようにしてください。
古着回収の前に分けて考えたいこと
古着回収に出せる服と出せない服は、「まだ着られるかどうか」だけでは判断しにくいことがあります。大田区の資源回収では、「次の人が着用できる状態」であることが一つの基準になっています。
まず頭の中で三つに分けると動きやすいです。資源として出せる衣類、汚れや傷みで回収に向かない衣類、そもそも衣類でないためごみとして出すもの。この分け方ができると、迷いが半分くらいに減る気がしています。
古着と古布、大田区ではどう違うか
「古着」と「古布」は同じように聞こえますが、大田区の回収では古着として扱われます。行政の窓口や案内資料でも「古着の拠点回収」「常設ボックスによる古着の回収」という表記が使われており、古布として別扱いされる品目は設けられていません。
ただし、バスタオルやフェイスタオル、ハンカチなども回収対象に含まれているため、衣料品だけでなく布製品の一部も出せます。タオル類を出す際も、状態のよいものに限られる点は衣類と同じです。
資源として出しやすい衣類の目安
大田区の公式案内によると、2026年4月時点での回収対象として次のようなものが挙げられています。ただし、回収の内容は変更される可能性があるため、出す前に公式ページで確認することをおすすめします。
- 再使用できる状態の衣料品・皮革衣料品
- フェイスタオル・バスタオル
- 帽子、左右そろった靴下
- ハンカチ、スカーフ、マフラーなど
ツーピースなどセット物は、上下がそろった状態で出すのがルールです。セットが崩れないようにまとめておくと、受け取る側にも親切です。
回収に向かない衣類の見分け方
迷いやすいのが、「汚れているけど着られなくはない」という服です。大田区の拠点回収・常設ボックス回収ともに、汚れ・やぶれ・シミ・穴・ほつれがあるものは回収対象外とされています。
また、品目そのものが対象外のものもあります。
- 布団・座布団・シーツ・枕・ベッドマット
- 絨毯・カーペット・足拭きマット
- 下着・靴下(左右不ぞろい)・靴
- 泥・油・ペンキで汚れたもの
寝具類は粗大ごみや燃やすごみとして出す形になります。布団を一緒に持っていって断られる、ということがないよう、品目の確認は出発前にしておくと安心です。
汚れや破れがある服はどう出すか
傷みのある服は、古着回収には出せません。こうした衣類は「燃やすごみ」として出すことになります。大田区の場合、燃やすごみの収集日に通常のごみ袋に入れて出すのが基本の流れです。
「もったいないから出したい」と思う気持ちはよく分かります。ただ、状態の悪いものを資源として出してしまうと、回収側の手間が増えて全体に影響が出ることもあります。状態で仕分けることが、結果として資源として役立てる近道になるのですよね。
雨の日に迷いやすいことがあります
拠点回収は屋外で行われることが多く、雨の日は衣類が濡れやすい状況になります。大田区の公式案内では雨天時の対応について明示されていないため、実際に出す前にごみ減量推進課(電話:03-5744-1628)に確認するのが確実です。
一般的に、濡れたまま袋に入れた衣類はカビの原因になりやすく、回収後の選別にも影響が出ることがあります。雨の日は持ち越す、という判断もとれます。
袋に入れるときに気をつけたいこと
拠点回収では、透明または半透明の袋に入れて口を結んだ状態で出すことが求められています。常設ボックスの場合は、紙袋・ビニール袋・ポリ袋のいずれも使えます。
- 拠点回収
-
透明または半透明の袋に入れ、口を結んで出す
- 常設ボックス
-
紙袋・ビニール袋・ポリ袋のいずれでもよい
どちらも、ハンガーや衣類カバーは外してから出します。はさみなどの異物が混入した事例があることも報告されているため、袋に入れる前にもう一度中身を確かめるといいです。
拠点回収と常設ボックスはどう違うか
大田区には、月に一度会場で回収する「拠点回収」と、常設の回収ボックスを使う方法の二つがあります。どちらも区が関わる回収ですが、受け入れ品目と対象品目に少し違いがあります。
| 種類 | 実施方法 | 着物・帯 | 靴下 |
|---|---|---|---|
| 拠点回収 | 月1回、区内各会場で受付 | 対象外 | 左右そろえば可 |
| 常設ボックス | 区内各所のボックスへ投函 | 可 | 記載なし |
着物や帯を出したいときは、常設ボックスのほうが対応しています。拠点回収では着物・ゆかたは回収対象外とされているため、ここは混同しやすいところです。出す前に品目を確認することが前提になります。
まとめて片づけるときに見落とされやすいこと
衣替えや引越しのタイミングで一度に整理しようとすると、つい品目を確認せずに袋へ入れてしまうことがあります。わたし自身、一度だけ布団の薄い敷きパッドを古着の袋に混ぜてしまったことがあって、会場で断られた経験があります。
寝具類は回収対象外。これだけ先に押さえておくと、当日に余計な荷物を持っていかずに済みます。まとめて片づけたい気持ちはよく分かるのですが、品目ごとに出す先を分けておくほうが、結果として早く終わります。
自治体以外の回収ルートについて
まだ着られる服でも、拠点回収の日程が合わないときや、まとまった量を一度に出したいときは、店頭回収や衣類の寄付先を使うという選択肢もあります。
ただし、店頭回収や寄付先はそれぞれ受入条件が異なります。状態の悪いものを受け付けない場合も多く、あくまで「よい状態のものを出す」という前提は変わりません。受け入れ条件は店舗や団体ごとに確認するのが確実です。

状態がよければ寄付先という選択肢も動きやすいですよ
今週末、一袋だけ仕分けてみませんか
今週末、クローゼットから一袋分だけ服を出してみて、「次の人が着られる状態かどうか」で分けてみてください。全部やろうとしなくていいです。一袋だけ仕分けてみるだけでも、気持ちの重さがずいぶん違う気がしています。
拠点回収の日程は大田区公式サイトで会場ごとに確認できます。近所の会場と日程をメモしておくと、次の回収日に合わせて動きやすくなります。雨の日の扱いや品目の変更など、気になることがあればごみ減量推進課に直接聞いてみると確実です。
着なくなった服が誰かのもとで使われるようになれば、それだけでいい気分になれます。一袋から始めてみてくださいね。
汚れ・やぶれ・シミがないか確認し、出せる服と燃やすごみに分ける
着物・帯・靴・寝具など、回収対象かどうかを大田区公式サイトで確認する
拠点回収の日程が合わないときは、常設ボックスや店頭回収も確認してみる













