子どもが外で体育をしているとき、今日は大丈夫かなと気になったことはありませんか。暑さが厳しい日ほど、判断が難しいと感じるものです。
地域情報メディア『オオタノトビラ』エリア担当ライターのミチノリです。整体師として体のことを見てきた立場から、気温や暑さの数値には人より少し敏感かもしれません。今回は大田区の学校で始まる熱中症対策の実証実験について書きます。
この記事では、何が始まるのか、いつからなのか、子どもや保護者にどんな関係があるかを順番に見ていきます。
大田区の学校で何が始まるのか
大田区内の小中学校34校で、今年の夏から「暑さ指数」を自動で計測するシステムの実証実験が始まります。校庭や体育館にセンサーを置くと、気温・湿度・暑さ指数が自動で測られ、5〜15分おきにクラウドへ送られます。
職員室のパソコンや教員が持つタブレットでいつでも確認できる仕組みで、数値が一定以上になると警告メールが届きます。屋外授業や部活動を続けるかどうかの判断が、その場でできるようになります。
「暑さ指数」とはどんな数値なのか
暑さ指数はWBGTとも呼ばれ、気温だけでなく湿度や日射・輻射熱も取り入れて算出される指標です。気温が同じでも、湿度が高ければ体への負担はぐっと上がります。その点を反映できるのがこの数値の特徴です。
- 28〜31未満
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厳重警戒。激しい運動は中止。10〜20分おきに休憩と水分補給が必要な目安です。
- 31以上
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運動は原則中止。子どもの場合は特に中止すべきとされています。警告メールが届く目安もこの数値です。
いつから・どの学校が対象になるのか
実証実験は2026年6月から順次、導入を希望する34校に配備されます。期間は2027年3月頃まで。その結果をもとに、2028年4月頃の本格導入を目指しています。
区立の全小中学校が対象ではなく、今回は希望した34校からのスタートです。通っている学校が対象かどうかは、学校からのお知らせや大田区の公式ページで確認するのが確実です。
これまでの計測はどんな状態だったのか
これまでは教員が定期的に校庭や体育館まで出向いて、手持ちの計測器で暑さ指数を確認する必要がありました。授業の合間に何度もというのは、正直なかなかしんどい作業です。
環境省の観測地点が都内に11か所しかないため、学校ごとの実態とずれが出やすいという問題もありました。自動計測なら、その場所のリアルな数値が取れるので判断の根拠がはっきりします。
子どもや保護者への影響はあるのか
体育の授業や部活動が中止になる基準は、これまでと変わりません。ただ、判断のスピードと根拠の明確さが変わります。数値がリアルタイムで確認できるので、授業や行事の中止を伝える際にも客観的な説明ができるようになります。
「今日は暑いのに外で体育があった」という疑問が生じたとき、学校側が数値をもとに説明しやすくなる点は、保護者にとっても安心材料になるでしょう。
同様の取り組みは他の自治体にもあるのか
同じシステムは、神奈川県横須賀市の市立学校70校ですでに本格導入されています。大田区はその実績を参考に実証実験に踏み切った形です。
都内では豊島区が今夏から小学校に冷水器を設置、三鷹市は小学生約9200人に保冷剤パッドを配布するなど、各区市が独自の対策を進めています。
保護者が今夏に確認しておきたいこと
実証実験が始まっても、家庭でできることは引き続き大切です。わたしの周りでも、朝の登校時間帯にすでに暑さが厳しい日があり、行き帰りの対策を気にしている方は少なくありません。
- 子どもの水筒の容量と中身の補充が足りているか確認する
- 登下校の時間帯の暑さ指数を環境省サイト(wbgt.env.go.jp)で調べてみる
- 学校からのお知らせで、今年度の熱中症対策方針が届いているか確認する
- 通っている学校が実証実験の対象かどうかを大田区の公式サイトで確認する
公式情報はどこで確認すればよいのか
大田区のイノベーション事業や学校対応については、大田区公式サイトの「教育・子育て」カテゴリから確認できます。システムの詳細はニフコ社のプレスリリースでも公開されています。
暑さ指数の基準や熱中症警戒アラートについては、環境省の「熱中症予防情報サイト」が一次情報として使いやすいです。都内各地の数値も確認できます。制度や配備校の範囲は今後変わる可能性もあるため、最新の情報は区の公式ページで確かめるのが安心です。
大田区に住む親として気になったこと
整体の仕事をしていると、夏場に体調を崩した子どもを連れてくる親御さんと話す機会があります。「学校から連絡が来たけど、なぜ中止になったのか分からなかった」という声は、実はよく聞きます。数値が見えるようになれば、そのすれ違いが少し減るかもしれません。

数値で説明できると、親御さんも納得しやすいですよね
今週から動ける小さな一歩を見つける
まずは環境省の熱中症予防情報サイトで「東京」の暑さ指数を一度調べてみると、数字の感覚がつかめます。今夏の登下校の時間帯がどのくらいの数値になるか、子どもと一緒に見てみるのもいいかもしれません。
わたし自身、駅から遠い場所や手続きが多そうな窓口は後回しにしがちです。でも環境省サイトはブラウザで検索するだけなので、それくらいなら無理がありません。
実証実験の結果がどうなるか、大田区在住のひとりとして気にしていきます。学校のお知らせが届いたら、内容をちょっとだけ確認してみてください。
「環境省 熱中症予防情報サイト」で検索すると、都内各地のWBGT(暑さ指数)が確認できます。「東京」「練馬」など最寄りの観測点を選んでみてください。
今年度の熱中症対策方針が届いているか確認しましょう。実証実験の対象校かどうかも、そこか大田区公式サイトで分かります。
暑さ指数が高い日は、午前中で水筒が空になることもあります。容量や中身が今の季節に合っているか、一度確かめておくと安心です。












