【大田区】産後ケア事業はいつまで使える?種類別の対象期間と利用券

「妊婦面接でもらった利用券、どこかに入れたけど……あれ、いつまで使えるんだろう」——気づいたら産後2か月が過ぎていた、というお母さんは少なくないと思います。

地域情報メディア『オオタノトビラ』のエリア担当ライター、ミチノリです。整体師として働くわたしには、産後のお母さんが来てくれることもあります。区の制度を知らないまま過ごしている方が多いと感じて、今回まとめてみました。

大田区の産後ケアは、訪問・外来型、日帰り型、宿泊型、グループケア型の4種類あります。種類によって対象期間と回数が違うので、「自分はどれを、いつまでに使えるのか」から順に整理していきます。

目次

事前申請は不要、でも「利用券冊子」が必要です

産後ケアを使うとき、窓口へ行って申請する必要はありません。妊婦面接のときに渡された「大田区産後ケア事業 利用券冊子」があれば、施設に連絡して予約するだけで動けます。

利用券冊子には4種類すべての利用券が入っています。冊子は産後1年まで使用可能ですが、種類によって使える期間が異なります。もし紛失した場合は再交付の手続きが必要です。健康づくり課へ郵送か、管轄の地域健康課窓口で受け付けています。

4種類の産後ケア、それぞれの使える期間と回数

種類ごとに使える期間と回数が違います。特に日帰り型・宿泊型は産後5か月未満が基本。意外と短いので、月齢が進んでからでは間に合わない場合があります。

種類利用できる期間回数・日数自己負担(課税世帯)
訪問型・外来型産後1年未満3回まで1回500円
日帰り型産後5か月未満1回まで1回1,500円
宿泊型産後5か月未満最大5泊6日1日2,500円
グループケア型産後5か月未満3回まで無料

早産(在胎37週未満)の場合は、出産予定日を基準に修正月齢が適用されます。また、愛育産後ケア子育てステーションの宿泊型は利用者負担金が他の施設と異なります。利用前に公式ページでの確認をおすすめします。

グループケア型はどこで何をするのか

グループケア型は、大田区助産師会に委託されていて、区内3か所の会場で開催されています。助産師の講話、参加者同士のグループワーク、個別相談の三本柱です。

  • キッズな大森(大森北4-16-5)
  • キッズな蒲田・社会福祉センター2階(西蒲田7-49-2)
  • 調布地域健康課・調布地域庁舎(雪谷大塚町4-6)

予約は大田区助産師会の予約システムから、開催日の35日前から前日正午まで受け付けています。定員になると締め切られます。日程表は大田区公式サイトでPDFが公開されていますが、キッズな大森・蒲田の一部は日程が未定とのこと。確定次第の更新になるため、気になる会場は定期的に確認しておくと動きやすいです。

日帰り型は施設によって対象月齢が違います

日帰り型の基本は産後5か月未満ですが、施設によってはそれより早い月齢までしか対応していない場合があります。一覧に載っている施設に直接問い合わせると確認できます。

大田区内の施設では、くがはらウィメンズクリニック、東京品川病院附属 日帰り産後ケア蒲田、東京都立荏原病院、マミサポ、助産院とわのいえなどが委託を受けています。区外の施設(横浜・川崎方面)も対象になっていますが、移動が不安な時期に遠くまで行くのは現実的でないと感じる方も多いと思います。

蒲田や久が原なら動きやすい施設が選べます

宿泊型は「出産した施設」で使えるかが変わります

宿泊型の施設には、同施設で出産した方だけが使えるものと、どこで出産した方でも使えるものの2種類があります。大鳥居医院、瀬尾医院、東邦大学医療センター大森病院、東京都立荏原病院、牧田総合病院は同施設での出産が条件です。

別の病院・助産院で産んだ方は、とわ助産院、森重助産院、さくらバース、前村医院、大森赤十字病院、東京品川病院バースセンター、NTT東日本関東病院、愛育産後ケア子育てステーションなどを対象として確認できます。施設の受け入れ状況によって希望通りにならないこともありますので、早めに連絡しておくと安心です。

宿泊型を分割して使う場合の数え方

宿泊型は最大5泊6日まで使えますが、この日数は「泊数」ではなく「日数(延べ日数)」で数えます。1泊2日は2日分、2泊3日は3日分というカウントです。

利用券は1日1枚

1泊2日なら2枚使います。宿泊型は最小でも2枚が必要です。1枚だけでは利用できません。

分割利用の合計上限

例えば2泊3日を2回使うと合計6日分で上限に達します。5日使った後で1泊2日を追加しようとすると合計7日分になるため利用できません。

複数回に分けるつもりがある場合は、施設との予約の段階で「合計何日使うか」を相談しておくのが無難です。施設側も満室になることがありますので。

お母さんの健診日・予防接種の日は使えません

種類に関わらず、お母さんの健診当日と赤ちゃんの予防接種当日は利用できません。予約を入れるとき、ほかの予定と重ならないよう日程を確認しておくとスムーズです。

きょうだいの同伴については、日帰り型は原則不可です。宿泊型は施設によって対応が違うため、予約前に施設へ直接確認してください。グループケア型も父親やきょうだいの参加はできません。

キャンセルの連絡はいつまでにすればいいか

キャンセルや日程変更の連絡期限は、宿泊型と訪問・外来型・日帰り型で少し違います。確認しておくと、いざというときに慌てずに済みます。

STEP
訪問型・外来型・日帰り型のキャンセル

利用前日の15時までに予約先へ連絡します。時間を過ぎた場合も、できるだけ早く連絡することが求められています。

STEP
宿泊型のキャンセル

利用前々日の17時までに予約先へ連絡します。宿泊を伴うため、訪問型・日帰り型より1日早い期限になっています。

グループケア型のキャンセルは、大田区助産師会の予約システムを通じて連絡します。会場(キッズな大森・蒲田・調布地域庁舎)に直接電話しても対応できませんので注意が必要です。

大田区外に転出すると自己負担が全額になります

利用券が使えるのは、ケアを受ける当日に大田区の住民登録がある方だけです。転出後に利用した場合は、区の助成が受けられず全額自己負担になります。

産後の引っ越しを検討している方は、転出のタイミングと残りの利用可能期間を照らし合わせて考えると、無駄なくケアを受けられます。転入してきたばかりの方も同様で、利用日現在の住民登録が条件です。

利用券冊子を見つけたら今週中に確認できること

まず利用券冊子がどこにあるか探してみてください。見つかったら、4種類の利用券が入っているかと、赤ちゃんの月齢が日帰り型・宿泊型・グループケア型の対象期間(産後5か月未満)に入っているかを確かめるだけでも十分です。訪問型・外来型なら産後1年未満まで使えますが、こちらも気づいたときに動けると安心です。

わたし自身も整体師として産後のお母さんを見ていると、体の疲れが出始めるのはむしろ産後2か月を過ぎた頃という感覚があります。区の制度があるのに、タイムリミットを知らないまま使い損ねてしまうのは本当にもったいないと思っています。

施設ごとの対応月齢や空き状況は変わります。「使えそうかな」と思ったら、まず利用したい施設に電話一本かけてみてください。大田区健康づくり課(03-5744-1661)でも案内を受け付けています。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「オオタノトビラ」ミチノリ

大田区在住のミチノリです。地域情報メディア『オオタノトビラ』で、暮らしに役立つ地元情報を発信しています。

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